赤坂ランチブログ!略して赤ラン!です。赤坂以外も、ランチ以外も、おいしい!と思ったものは日々綴っていきます。。ぺろり!
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ランチブロガーだけど・・・・
ふだんは食べ物のことばかり書いているあたいのブログですが、
先日、ひょんなことから六本木ヒルズの森美術館で開催している
「万華鏡の視覚」展のプレス先行内覧会に参加させていただきました。
なので、今回は食べ物記事なしで、感想などを書いてみたいと思います。




「食べることだけが生きがいなんでしょ」、みたいに思われがちなわたくしですが(?)、
一応大学で学芸員の資格を取得しておりまして、美術館や博物館に行くのも大好きなのでとてもワクワクでした。

プレス説明会では、森美術館館長の南條さん(大学で授業とってました!この日、お久しぶりに拝見いたしました。)と
森美術館キュレーターの荒木夏実さん、
そして、今回の展示会のコレクション元であるティッセン・ボルネミッサ現代美術財団の方々が壇上にあがり、今回の展示会の主旨や伝えたいことなどをお話してくれました。

このティッセン・ボルネミッサ現代美術財団 とは、オーストリアに本拠地を構える財団で、
斬新かつ創造的な現代美術を支援することを目的として2002年に創立されたそうです。
で、この創立者がまたBIGでして、あのハプスブルグ家の末裔であるフランチェスカ・フォン・ハプスブルグという女性。
見た感じ非常にキュートでおちゃめな感じでしたが、よくよく考えると、
世界史の教科書にも出てくる一家ですよね。えーと、マリー・アントワネットのご実家でいらっしゃいますよね。
え、えーと・・・・・・・・・リアル貴族に初めて会いましたw

ハプスブルグは置いといて、まぁ今回は現代アートの展示会だったわけですが、

現代アートって、アレでしょ?よく分かんなくて、やたら脳内破壊みたいな作品が多くて、
自由であれば自由であるほどイイ(・∀・)!みたいな、ヘンテコなのでしょ?

・・・という見解に、ともすれば陥りがちです。私も時々、あ?これのどこがアートだって?と思いたくなる作品に出会うことがあります。笑

でも、今回のプレス説明会で南條さんがおっしゃられていた

『「アート=絵画or彫刻」という時代から、
「アート=様々なメディアを駆使した作品のコアにある<考え方>そのもの」である時代へと変遷してきたんです』

って言葉を聞いたら、うん、やっぱり現代アートって面白い!って素直に飲み込めました。
ところで、今回の展示会の名前は「万華鏡の視覚」 ですが、実際の作品には万華鏡はひとつもありませんw

人、文化、音楽、自然、建築、家具・・・・など本当に様々な身の回りのモノゴトを、
万華鏡のように多角的な視点から、
きらびやかな光、もしくは静まる暗闇の世界の中で見せてくれる展示会です。
なので、「万華鏡の視覚」なんだと思います。

中でもあたしが一番好きだったのは、やっぱりオラファー・エリアソンの作品です。
4年前くらいに、品川の原美術館で光のインスタレーションの展示会をやっていましたが
あの時は感動して涙が出ました(マジす)。

今回はあの時ぶりにオラファー・エリアソンの作品に出会えて、すごく嬉しかったです。

<投影される君の歓迎 (2003)>

オラファーエリアソンの作品は、いつも光と闇の調和がすばらしいのですが、
今回の展示作品は主に「光」にスポットを充てたものでした。

何枚かの色のついたパネルを天井から吊るし、
光の装置の角度を変えながら、
壁に投影される影がゆっくりゆっくり色を変えてクルクルまわっていきます。
ただ、それだけ。

それだけなのですが、それはまるで、
夕日のようでもあり、朝日のようでもあり、
かと思えばダークな紫に変身し、
海のような深いブルーにもなっていく。

色の変遷を人工的に、かつ、自然と同じ仕組みで見せてくれるオラファー・エリアソンの作品は
やっぱり心にじんわりとしみるものがあります。



ジョン・M・アームレーダーというアーティストの、
ミラーボールをキラッキラにまわしまくるという小部屋の作品も好きでした。

<グローバル・ドームXII(2000)>

ノスタルジックでファンタジックな空間です。天井にすいこまれそうでした。
あの小部屋に入ったとき、心がしんとしました。
頭をからっぽにして、単純に光の粒の空間を楽しんで欲しい作品です。


空間、といえば、ロス・カルピンテロスという兄弟ユニットの
ブロックの壁をぶっこわす瞬間を一時停止にしたような、
暴力的だけれど美しいこの作品も印象に残りました。

<凍結された惨事の習作(2005)>

ピアノ線で、ひとつひとつのブロックをつる下げてるんですよ。
爆発や破壊の瞬間が切り取られて、そこにポッカリある感じ。

ガイドブックを見ると、「9.11を想起させる」とか「破壊や闘争、戦争や革命の連想を促す」とか書いてありましたが、私はそんなことよりも、見た瞬間、無条件にわくわくしました。(だめ?)

壁の向う側に何があるんだろうって思いました。
前向きな破壊をイメージしました。

見たときの人の心理状態によって、感想が二分されそうな作品です。


ケリス・ウィン・エヴァンスというアーティストの、シャンデリアをモチーフとした作品も美しくて心に残りました。

<ジークフリート・マルクス著『天文写真術−写真現像の諸段階』(2007年)>

ヴェネチアングラスでつくられたシャンデリアの先っちょにチカチカと灯るオレンジ色の光。
これ、実はモールス信号によって点滅を繰り返す仕組みになっています。
引用されている文章が、この作品の題名だそうです。

この作品は、森美術館の大きな窓がある一角に展示されていて、
夜は東京の夜景と、このシャンデリアとで、きっと部屋自体が非常に美しく浮かび上がるんだと思います。
美術館の空間や窓を上手につかって、昼と夜で違う表情の作品を見せる・・・という手法、最近よく見る気がします。
こういうのって、キュレーターの計算ですよね。にくいなぁ。ステキ。


ふぅ。長くなっちゃった。
では、最後にひとつだけご紹介。

ジャネット・カーディスというアーティストの作品。


<ToTouch 触ること(1994)>

使い古された、ぼろぼろのテーブルが暗い空間に照らし出されています。
このテーブルをそっと触ると、触った位置に反応して、周りの壁に取り付けられたスピーカーから様々な音がシャワーのように降り注ぎます。

それは、女の人の声だったり、男の人の声だったり、ナイフの音だったり、車の音だったり、ささやく声だったり。

触ることで、頭の上から降ってくる音に反応して、またテーブルを触る。
その聴覚と触覚の連鎖がとても面白く、でも少し怖いというか不気味というか、そんな作品でした。

5感のひとつとひとつを意外なところで結び付けられると、
思いのほかドキッとするし、そこはかとなく不安になるし、でも、もういちど触りたくなる。

現に、ティッセン・ボルセミッサ現代美術財団の創立者フランチェスカさんは
この作品に出会い、どうしても欲しいと思い、でも個人に対しては作品を売りません!と断られたので、この作品を買うために財団を立ち上げたそうです。

・・・・どんな衝動買いでしょうかww


このほかにも、刺激的で独創的な作品がたくさんありました。

現代アートを鑑賞するときに大切なのは、
見た目の独創さに驚くことよりも、そのコアにあるアーティストの<考え方>をいかに感じとるか、だと思いました。

そこに偏見とか先入観とかを持ち込んではだめで、できるだけ
しーんとした気持ちで向き合うと、思わぬ感動や体験や発見を得られたりします。よ。

はぁ。先行内覧会なんて、とてもいい機会をいただきました。行けてよかった。
是非皆様も、興味が湧きましたら、足を運んでみてください。
ぜひ。
15:57 / スピンオフ / comments(2) / trackbacks(0)
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COMMENT
おー面白そうですね。
さとつんの日記が宣伝なのかと思うくらい、文章に引き込まれ読んでて行きたくなりました。
シャンデリアたるもの、こんな色してていいのかね。かわいすぎ。
づうしい / 2009/04/09 12:26 AM
>づうしいさん
うん、けっこう面白かったよ!シャンデリア、かわいいでしょ!?すごいんだよこれが〜 夜景とのマッチングもやばそうなので、夜に行くことをおすすめします。

にしても、ハプスブルグ家の人に会ったとか、世界史フェチのあの二人に言ったら飛びつかれそうですよねw
後から考えるとすごい人に会ったんだなぁとしみじみ。。
さとつん / 2009/04/09 9:55 AM









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